同じ原料でも、紡績の仕方、編み方の
ちがいで全くちがったものになる。それが楽しい。

山本 真悟

大阪本社/2009年入社

私は今、原糸企画管理部で、ニット原糸を販売するためのツールづくりを担当しています。一つは「カラーブック」と呼んでいる色見本帳です。もう一つが、糸を編んだ見本としての「編地」です。SAWADAでは年に2回、ニット原糸の展示会を行っているのですが、その糸の魅力を最大限にお伝えするために、1回の展示会ごとに250~300点の編地を作成して発表しているんです。1年で500~600点にも及ぶ、この編地づくりがSAWADAの強みだと思っています。

私の仕事は、展示会まで半年というスパンのなかで、様々な細かい作業を段取りして、カラーブックと編地づくりを進めること。4台ある編み機をフルで動かして同時作業しながら、約90素材分のツールをつくっていきます。展示会の一ヶ月前がいちばん忙しいときです。自社の展示会以外にも、アメリカや中国で開催される糸の展示会に出展することもあり、その準備も重なってくると、さらにフル稼働となります。夜遅くなることもありますが、編地にこうして触れていられることは楽しいです。同じ原料でも、紡績の仕方や混紡によってもちがう風合いが出るし、編み方のちがいでも全く変わった編地ができる。なるほど、こうすると、こうなるんだという発見の連続です。ニットや編みというのはすごく奥が深くて、やっとほんの表面が見えてきたという感じ。先輩や、長年やってこられている取引先の方に比べたら、知識も経験もぜんぜん足りていない。まだまだ経験を積んでいきたいです。

もともと私は理工系出身で、原料の性質や加工方法に興味があります。これからはニットの良さを科学的に裏付けたり、安全性の管理についてもより知識を深め、いい糸づくり、製品づくりに貢献していきたいと考えています。