INTERVIEW
企画・技術生産管理大阪本社 / 2009年入社
同じ原料でも、紡績の仕方、編み方のちがいで全くちがったものになる。それが楽しい。
山本 真悟
学生時代から興味があった繊維素材を幅広く扱える澤田株式会社との出会い
関西の私立大学卒業後、2009年に澤田株式会社に入社。
学生時代から繊維素材に興味があり、川上と呼ばれる製品の原料に関わる分野で働きたいと考えていました。就職活動の中で、素材から製品まで幅広く取り扱う澤田株式会社と出会いがあり入社しました。
入社一年目は営業アシスタントをしていましたが、二年目から編機をオペレーションする企画部署に異動し、現在に至るまで技術・生産・企画に携わる仕事をしています。
ニット製品において、繊細な糸の企画から製品完成まで、風合いやデザインにこだわり、多彩な工程を担当しています。
ニット製品に使用される糸の企画、そして、その糸を編んでニットテキスタイルや、ニット製品のサンプル、お客様の店頭に並ぶ製品を作る仕事をしています。
ニット用原糸は奥が深く、同じ混率でも糸の作り方が違えば、全く違った表情になり、同じ混率、同じ糸の作り方をしても原料の産地が違えば、風合いは大きく変わってきます。
何度も試作を繰り返しイメージにあう糸に作り上げていきます。
また、ニット製品の作成には、データのプログラム⇒編機での編立⇒風合い出し⇒縫製/リンキング⇒プレスという多くの工程がありますが、縫製以外の工程を行える環境が社内に設備されています。
糸の状態のものから、自分でテキスタイルや製品などの様々なアイテムで表現しています。
街で自分の製品や素材を見かけ、過去の思い出と共に感慨深さを噛みしめる、それが作り手の喜びです。
たまたま通りがかったショーウィンドウに自分が作った製品が展示されているとき。雑誌やオンラインショッピングページで自分が作った商品やテキスタイルをベースにしたニット製品を見かけたとき。あるいは、開発した素材が使用されて商品になっているのを見かけたとき。一般のお客様がみると変哲もないニット製品に見えるかもしれませんが、作り手としては、作り上げる段階での苦労や思い出がよみがえります。過去に一度、電車の車内で横に座っている人が自分が作ったセーターを着用していた場面に遭遇したことがありました。感慨深いものがあり、努力してよかったなと感じたことを今でも覚えています。
澤田株式会社は多岐にわたる業務を遂行し、各分野のスペシャリストが協力し合う環境。
澤田株式会社は、経理・貿易業務に始まり、管理、技術、営業、EC、販売まで幅広い業務を行っています。もちろんそこにはそれぞれのスペシャリストがいます。何かに困ったとき、躓いた時には何かしらのアドバイスをもらえる環境が周りにあるということが澤田株式会社ならではの良さと思っています。
原料から製品まで一貫して関与し、広い視野でアイデアを提案。プロの誇りを持ち、お客様への貢献を追求する仕事に情熱を注ぎ続けます。
私の仕事は、原料、糸作りからニット製品作りと広い範囲で関わっていることが大きな特徴です。この特徴を活かし、原料、糸では製品作りの視点を取り入れ、一方、製品作りでは原料や糸の特性を活かすアイデアを提案するなど、お客様や社内スタッフに広い視野を持って貢献する事を目指しています。「プロとしての意識を常に持ち続ける」。妥協する事なく、楽しみながら自己研鑽していきたいと考えています。また、自分だけではなく、チームとして、会社としてお客様の為に何が出来るかを日々考えながら、皆で新しいものを創造していきたいと思います。